電力自由化とはAbout Electricity Liberalization

ご存知ですか?“電力会社は選ぶ時代”に入っています

 ご存知だろうか?電力自由化は2000年頃から段階的に始まっており、いまでは大・中・小規模の工場から、デパートやオフィスビル、マンションまで。販売電力量のうち、約60%が電力会社を自由に選ぶことができ、残すは一般家庭を含む規制部門だけということを。
 そんな一般家庭や商店・事業所なども、2016年4月から電気を選べる時代に入る。全国の約7,800万世帯の家庭が、いっせいに自由化され、開放されるマーケットは8兆円。その市場規模は、世界でも最大級だ。

 全面自由化の狙いは、『電力会社や料金メニュー、発電種類を選びたい』というニーズに多様な選択肢で応えること。10電力(北海道電力から沖縄電力までの10社)が地域ごとに独占していた環境をやめ、競争を促し『電気料金を安くさせる』。そして『安定供給の確保』となる。
 8兆円ものマーケットが開放されるとあって、我先に一般家庭へリーチをかけようと、新電力と呼ばれる企業の参入ラッシュが続く。電気を一般家庭に売る、ライセンスを取得した企業は、200社(16年3月時点)を超える。

ご存知ですか?“電力会社は選ぶ時代”に入っています そもそも新電力が、注目を集めるきっかけとなったのが東日本大震災。10電力が値上げ発表をするたびに、新電力への相談は急増。15年12月時点でのスイッチングシェアは8%超に。新電力の販売ランキングを見てみると、大企業から意外と身近な企業まで、電気を供給していたことがわかるはず。

 では次に、電気料金の仕組みをおさらいしよう。
 みなさんが毎日、欠かさず使う電気、その料金は基本料金、電力量料金、燃料費調整額、そして再生可能エネルギー発電促進賦課金から構成されている。この料金体系を基礎として、電力会社は使う電圧に応じて、特別高圧、高圧、低圧3つの料金プランを用意している。そのなかでも、もっとも身近な料金メニューが低圧=一般家庭向けだろう。

 ただ、この家庭料金、従量料金単価がさらに3段階で設定されており、少々、複雑。かいつまんで説明すると、電気の使用量が少なければ、料金単価も安く、使う量が多ければ、単価も割高になりますよ、という仕組みだ。スマホやガラケーのように、パケット料金に通話料が加算される料金体系を思い出せばわかりやすいかもしれない。

 だが、3・11以降、相次ぐ値上げによって電気代は上昇。震災前と比べ家庭向けは約25%、産業用は約40%も高くなっている。
 そこで期待されたのが、多様な料金メニューに、セット割やポイント付与を提供する新電力たちだ。
 しかも、電力会社を変更しても、実際には10電力が管理・運営する送配電ネットワークを流れて電気はお届けされるため、電気の品質は同じ。停電の不安も、乗り換え費用も基本、必要なし。おサイフに優しい電力乗り換えで、家計の負担を少しでも減らしてみては。

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もっと知ろうよ!電気のこと

10電力の電気料金比較(一般家庭向け)

電力会社 料金メニュー 基本料金 電力量料金単価
(1kWhあたり)
燃料費
調整単価
再生可能
エネルギー
発電促進
賦課金
電気料金
(月間)
北海道電力 1,004.4円 120kWhまで 280kWhまで 280kWh超 ▲2.64円 1.58円 8,933円
23.54円 29.72円 33.37円
東北電力 972.00円 120kWhまで 300kWhまで 300kWh超 ▲1.19円 7,754円
18.24円 24.87円 28.75円
東京電力 842.40円 120kWhまで 300kWhまで 300kWh超 ▲2.30円 7,621円
19.43円 25.91円 29.93円
中部電力 842.40円 120kWhまで 300kWhまで 300kWh超 ▲3.25円 7,337 円
20.68円 25.08円 27.97円
北陸電力 712.80円 120kWhまで 300kWhまで 300kWh超 ▲0.57円 6,945円
17.48円 21.29円 22.98円
関西電力 373.73円
(最低料金)
120kWhまで 300kWhまで 300kWh超 ▲2.15円 7,866円
22.83円 29.26円 33.32円
中国電力 330.26円
(最低料金)
120kWhまで 300kWhまで 300kWh超 ▲1.08円 7,457円
20.34円 26.90円 28.98円
四国電力 403.92円
(最低料金)
120kWhまで 300kWhまで 300kWh超 ▲1.19円 7,470円
20.00円 26.50円 29.95円
九州電力 874.80円 120kWhまで 300kWhまで 300kWh超 ▲1.30円 7,087 円
17.13円 22.63円 25.57円
沖縄電力 394.65円
(最低料金)
120kWhまで 300kWhまで 300kWh超 ▲2.05円 7,754円
22.49円 27.93円 29.87円

※ 2016年3月時点での試算 一般家庭の平均月間使用量300kWhで算出 消費税(8%)含む 口座振替割引は考慮せず

電気料金のしくみ