自然電力は、2月1日より「自然電力のでんき」の提供エリアを拡大し、中部電力および、北海道電力エリアでの提供を開始した。
自然電力は、グループ累計で約800MWの太陽光発電所・風力発電所のEPC(設計・調達・建設)や、O&M(運転管理・保守点検)、AM(アセットマネジメント)のほか、IPP(発電事業)などを展開。2017年11月には、電力小売りに参入し、東京・関西・九州エリアにて「自然電力のでんき」を提供している。
自然電力のでんきは、2018年5月にも創設される「非化石価値取引市場」から、供給電力全良分の「非化石証書」を購入することで、実質的に「100%自然エネルギー由来」「CO2排出量ゼロ」の電気を提供する計画だ。
将来的には、自社グループが設置するPV・風力・小水力などの発電所からの電力供給も実施し、100%再エネ由来電気の割合を高めたいという。今回、中部電力および、北海道電力エリアへの参入に伴い、100%再エネ由来電気、CO2排出量ゼロという環境価値を訴求し、一般家庭や法人需要を開拓したい考え。
電気料金は、中部エリアが月額基本料金124.20円/kVA、月額従量料金が23.63円/kWh、北海道エリアは、基本料金181.44円/kVA、従量料金が26.29円/kWhとなる。
自然電力では、その他エリアへの参入も準備中としており、RE100に向けてFIT制度を使わないサービスやオフグリッドの電力供給モデルの提供も今後、進めていくという。