コラム

【Vol.6】2016年“でんき”再発見の旅!

電力自由化から3か月あまり。
気づけば、“でんき”は星の数ほど増え、自分ぴったりの電力選びはますます困難な状態に。
しかも、「もっとおトクなプランが登場するはず」「乗り換え時期は今じゃない」と
尻込みするその気持ち、わかります。
でも、すでに121万世帯が“でんき”の乗り換えを実践しているんです。
121万世帯が選んだ電力プラン、気になりませんか?
さあ、今すぐ2016 年“でんき”再発見の旅に出かけよう。

KDDI

今までなんとなく使っていた電気。
それを毎日スマホで気軽に確認できたら、節電も楽しくなるかもしれません。
すでにそんなアプリが登場していたことを知っていましたか?

 今月の電気代、これくらいに抑えたい』という漠然とした目標はあっても、検針票が届くのは月にたった1度だけ。なんとなく気を付けていても、今どれくらい電気を使ったか、わからないという人は多いはず。

 そんな時代に終わりを告げてくれる、アプリが生まれた。auでんきを提供するKDDIが利用者向けにリリースした「auでんきアプリ」だ。

 電気料金ばかりに注目しがちだが、このアプリ、なかなかの優れもの。

 まずTOP画面は、「シンプルに3つの要素を入れた」(エネルギービジネス企画部の大谷宏サービスグループリーダー)というように、アプリを立ち上げると当日の天気と、前日までの電気料金、当月の料金予測が表示される。

 スマートメーターの設置で電気料金が見られるのは分かるが、予測というのはなかなか目新しいのではないか。もちろん、単純に平均値を日数でかけるわけではない。「独自のアルゴリズムで、個人の電力使用傾向を分析し、複数あるサンプルモデルのなかから当てはめる。使用エリアなども考慮し、auでんきの使用を続けて、データがたまればたまるほど予測の精度も上がる」と大谷氏は話す。

 他にも、電気の使い方に応じた節電アドバイス(6月提供開始予定)をしてくれる機能や、5000円や1万円など、設定した電気料金に近づくと、プッシュ通知でお知らせしてくれる機能などもある。「日々見てもらえるよう、今後も機能を順次拡充していく」(大谷氏)というから、期待は大きい。

大東エナジー

引越しの予定がある人は注目です。
大東建託グループが管理する賃貸住宅に住むと、
電気料金が今より3~5%割引になるそうです。

 大東建託グループで電力供給を手掛ける大東エナジーが、大東建託グループが管理する賃貸住宅の入居者向けに電気を提供する新サービス「いい部屋でんき」を開始する。

 新たに入居申込みをした人が対象だが、10月以降より順次、入居済みユーザからの受付も始める。

 「いい部屋でんき」の供給エリアは沖縄を除く全国9エリア。北海道、東京、中部、関西、中国、四国電力管内では、今より電気代が一律5%OFFに。また東北、北陸、九州の3エリアだと、3%必ず安くなることを保証してくれる。

 電気使用量の多い家庭のみ優遇する料金プランが多いなかで、電気使用量が少ない家庭にも、一定の割引率を設定したのが特徴だ。

 「入居者のなかには、一人暮らしの方も多く、大東建託グループの賃貸住宅にお住いの方の平均的な電気使用量は月に200~300kWhほど。電気使用量が少ない家庭でも、メリットを感じてもらえるような料金プランにした」と大東エナジーの望月寿樹社長はいう。安心して乗り換えてもらえるように、契約年数の縛りがなく、解約違約金も発生しない。

 家賃と電気代をまとめて支払うことができる「おまとめサービス」も便利なポイント。引越しを機に、電力の乗り換えも一度検討してみてはいかがだろう。

ヨシケイ開発

全国50万戸の食卓を応援する夕食宅配サービス最大手のヨシケイ開発が、
電気もお届けするという。家庭に寄り添うヨシケイの電気とは。

 お家ですぐ手作り料理が食べられるよう、夕食食材を提供するヨシケイ開発。ヨシケイがお届けするのは、食材からトレンドレシピまで。全国50万世帯の食卓を応援しているという。

 そんなヨシケイが、「お家のコンシェルジュとして、家庭に寄り添うサービスを提供しよう」(秋山雅弘総合戦略室室長代理)とスタートさせるのが、電気の供給だ。

 「料理と電気は切っても切れないもの」(秋山氏)。宅食ユーザーのどの家庭でも電気を使っている。4100人のスタッフが毎日、食材を届け、食の安全も提供してきたヨシケイだ。今度は電気も届けようと、ミツウロコグループと提携し、ミツウロコグループのオトクな電気を全国7エリア(北海道・北陸・沖縄を除く)で販売するという。

他のコラムOthers

コラム

2021.7.15

失敗しない中古太陽光発電所取引

稼働済み太陽光発電所を売買する事例が増えているが、安易に手を出すと知らぬ間に損をしてしまうかもしれな

コラム

2021.4.7

環境価値を集めよう! 再エネ電力調達術

企業が再生可能エネルギー100を実現するにあたって、最も手軽な方法は、再エネ100%の電力プランへの

コラム

2021.4.7

負担なく設置しよう! 再エネ設備導入術

再生可能エネルギー100実現法として、自家消費用の太陽光発電設備が有効だ。設備を所有せず、再エネ電力

コラム

2021.4.7

施設外から遠隔自家消費! 再エネ新スキ

遠隔地の再生可能エネルギー設備からも自家消費は可能だ。ただ、専門の知識や技術が必要で、再エネ企業との

コラム

2021.4.7

飯山の豪雪地で始まった太陽光プロジェク

雪国でも太陽光発電を利用したいという声は多い。そこでデルタ電子が豪雪地域に太陽光発電設備を設置。新し

コラム

2021.4.7

FIT低圧全量売り継続普及するか 営農

農地に太陽光パネルを設置し、営農と発電事業を両立する営農発電は、2021年度もFITを活用した低圧の

コラム

2018.1.22

ZEH 2017年度の補助件数7,69

2018年度の補助制度から3省連携、ZEH補助は2019年度で終了へ 2017年度のZEH

コラム

2018.1.22

風力発電が激変 小型風力 2018年度

「FIT制度からの自立化は困難」—— こう名指しされた小型風力(20kW)に、2018年度

コラム

2018.1.19

[Special Interview]

ENERGYeye最新号(2018 Winter・Vol.13)の特集は、「再生可能エネルギーの

コラム

2016.11.8

【Vol.3】絶品!でんき乗り換え術

CASE 08 SBパワー FITでんきプラン・60A   &